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2009/05/11目指すもの、こだわるところ。

こんばんは。

松山から帰ってきた、玉ねぎ王子です。

今日玉ねぎを掘り起こしたのですが、(by ひろみ号)坊主がひどかった。

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坊主とは葱坊主、とう立ち、抽台(ちゅうだい)といって、よくありません。

玉ねぎの真ん中に芯のようなものができてしまい、長期貯蔵するとそこから腐ってしまいます。すぐに食べるならその部分をのければ普通の玉ねぎと同じです。

小さい頃はこの葱坊主をおもちゃの刀で切っていました。

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それがあまりにも楽しいので、「もっと坊主を作ってくれ」と言ったら怒られたのを覚えています。

その坊主がたくさんありました。

この畑は2種類の品種を栽培していました。同じ早生系ですが、「七宝早生」と「貝塚早生(だったかな?)」の二つです。

p1000026 同じ早生系でも、品種が違うと形もこんなに違います。

そして、片方が坊主だらけになりました。違う品種の玉ねぎを同じように栽培したせいでしょうか?

収穫時に手伝いに来てくれている、親戚のおばちゃんに、「坊主がひどいやろ?来年は作るんやめないかんね~」というと、

『でも、隆介、この玉ねぎ昨日食べたんやけど、相当甘くておいしかったよ!』と言います。

ちょっと、ビックリというか、ハッとさせられました。

私の頭の中では、「作りにくい=ダメだ。」みたいな方式ができていて、甘さ、おいしさなんかを考えていませんでした。

作りやすいとか、今まで通りの方法でできる。といった楽な方法を最優先させていたのです。

でも、私たちが目指すものは違うはずです。

食べてくれる人の「おいしい、甘い」のはずです。

そして、作りにくいもの、今までとは違う栽培方法を見つけたり、工夫しなければいけないこと、

これって、

すなわち

『こだわり』ってやつではないのでしょうか?

ハッ!!

気づいてしまった。

来年の作付を考えるときにはこの品種をよ~く検討します。

今日の経験でまた一歩前進できたかな。

長いブログでした。

読んでくれてありがとう。

おやすみなさい。


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