『尊が結婚する。
う縲怩A予想ではオレの方が早く結婚すると思ってたのだが・・・ どうやら先を越されたようだ。
尊とは高校からの付き合いになる。といいながら、実は中学時代から知っていた。オレもバレーをしていて、大会でバリバリに活躍していた尊を見たことがあった。とても印象に残っていた。
でも、当時補欠で試合に出ていなかったオレは、どうやら尊の記憶には残っていなかったようだ。
それから高校では毎日顔を合わせたよな。
授業中に女子みたいにメールを送りあったりもした。
文化祭(本当は農業高校だから農業祭と呼ばれていた)では当時流行っていた『野猿』をみんなで踊った。オレと尊はその歌唱力を認められて、ボーカルだったんだ。
でも、立ち位置がステージの端っこどうしで、尊のおばちゃんが撮ったビデオにオレがあんまり映ってなかったのも今ではいい思い出だ。
三年の時に放課後、マクドナルドで、末光と3人で、女のコにもてる研究をしたり、男10人くらいでカラオケに行って、リップスライムの「one」って曲を連続で何回も何回も歌ったっけな、さすがにその歌を知らなかったオレが、歌詞まで完璧に覚えられたぜ。
この結婚もその曲の歌詞と同じように、
「それぞれひとつのLife」
のなかで
「ひとつの愛をyeah yeah 」
した結果なんだろう。
高校卒業後も、学校は違うけど、一緒に東京にいったよな。
休日に尊の部屋に遊びに行った時は、昼間はマリオカートをして、ラーメンを食べて、夜は、「究極の2択」っていう俺たちが考えた遊びをして明け方まで二人でいろいろ語り合ったよな。楽しかったぜ。
社会人になっても、HPを作ってもらったりと、お世話になった。細かい注文も聞いてくれ、打ち合わせに夜遅く来てくれたこともあった、責任感のある一面を見たよ。
そんな尊があるとき、運命の出会いをしたようだ。
「すごいかわいいコとであった。付き合いたい。」といつになく真剣に言っていた。
そして、「オレ、結婚するけん」という報告を尊から受けた時に、「きっかけは?」と聞くと、あいつは、「なんとなく二人が似てきたから。」と答えた。なるほど、尊らしいきっかけだな。と妙に納得した。
こうやって文章にしながら思い出すと、人生のいろんな場面で尊がでてくる。似たところも多いし、よきライバル、よきパートナーなんじゃいないかな。
尊のすごいところ。
尊は自分が興味を持ったこと、これだと思ったものにはとことんこだわるところがすごい。周りに何を言われてもきちんと自分の考えを持っているという尊を、オレは尊敬していた。
そんな尊のことを友としてオレは大好きだった。
そして、それよりももっともっと尊のことを大好きになってくれた愛ちゃん、
これから、オレを抜いて、尊の人生のメインパートナーになる愛ちゃん、安心してほしい。尊はこれからの愛ちゃんとの人生もとことんこだわって、一瞬一瞬を大事にしてくれると思います。
時にはこだわりすぎて、面倒だと思うこともありますが、素敵な笑顔と大きな心で付き合ってあげてください。時にはダメ出しをするのも刺激になっていいかもしれません。
二人で明るく笑いの絶えない家庭を築いてください。今度は家族ぐるみで付き合いしていきましょう。
尊、愛ちゃん、結婚、本当におめでとう。』
友人代表 玉ねぎ王子より。